知覚過敏について

こんにちは、歯科鈴木医院の鈴木瑛一です。

暑い日も終わり、だんだん涼しくなってきましたね。

秋になると北風の寒さが身にしみてきますが、歯がしみてくる人もいるのではないでしょうか。今回はそんなあなたに知覚過敏のお話しです。

知覚過敏とは?

窩洞形成、岐耗、摩耗、破折、歯周疾患による歯根露出などで生活歯のエナメル質やセメン卜質が失われて象牙質が露出し象牙細管が口腔内に解放されると、機械的刺激、化学的刺激、温度刺激、乾燥などで一過性の鋭い痛みを生じること。歯ブラシによる擦過痛、一過性の冷温水痛、甘味痛などを伴い、自発痛はないのが特徴(保存修復学第4版より引用)。

 

歯はいくつかの違った組織で構成されています。基本的に口の中に見えているのはエナメル質という人体で最も硬い組織ですが、何かの原因で歯が削れたり,歯茎が下がったりすると象牙質という組織が口の中に現れますこの象牙質には象牙細管という細い管が開いており,ここに刺激が加わると、しみたり痛みといった症状となって現れます。

実は知覚過敏が発症するメカニズムはまだ完全には解明されておりませんが,一般的にはこの象牙細管を刺激がつたわること痛みがでると考えられています。よって、コーティング剤やレーザーなどでこの象牙細管をふさぐことが知覚過敏対策として有効であると言えます。

知覚過敏は、虫歯の他にも、歯ぎしりや歯ブラシにより歯がすり減ったり、酸性の飲み物により歯が溶けたりすることによりおきます。また、歯ブラシが上手にできておらず、歯茎に炎症がおきることも原因の一つです。→歯周病について

他にも、知覚過敏は歯科治療でも起こります。歯周病の治療を行うと、歯茎が下がり(引き締まり)、知覚過敏になる場合があります。基本的には1−2週間以内に治りますが、しみがひどい場合には、知覚過敏予防の薬剤を根に塗ることで、刺激が伝わりにくくします。

本院では根が露出した部位を改善させるため,歯肉移植による根面被覆も行っています。→審美治療について

北風が歯にしみるようでしたら是非一度来院されてはいかがでしょうか(お水がしみても来てください)。

上板橋駅から徒歩6分、板橋区桜川の歯科鈴木医院はこちらから→アクセス・お問い合わせ

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