喫煙と歯周病との関係

たばこ産業の「2018年全国たばこ喫煙者率調査」によると、成人男性の平均喫煙率は27.8%でした (参考 JT全国喫煙者率調査)。これは、ピーク時 (昭和41年)の83.7%と比較すると、約1/3に減少したことになります。

 現在では、喫煙による全身疾患への負の影響が多く述べられておりますが、歯周病に関してもその負の影響は例外ではありません。 

 喫煙は、歯周病の最大のリスク因子であり、喫煙者は非喫煙者に比べて2 ~ 8 倍、歯周病に罹患しやすいことが報告されております。もちろん、歯周病の原因のほとんどは細菌です。しかし、喫煙は体の防御機構を下げ、歯茎を弱らせることにより、細菌による炎症をより増幅させてしまうのです。

 また、喫煙は歯周病の治療による反応も低下させます。喫煙者の患者さんの歯周病治療をおこなうと、非喫煙者のかたと比較して治りが遅かったり、予想よりも治りが悪かったりすることがあります。そのため本医院では、歯周病治療の際にできるかぎり禁煙をしていただくよう、指導しております。嗜好品のため強要は出来ませんが、まずは本数を減らしていただく努力をしてみましょう。

 余談ですが、一部の研究によると、電子タバコも同様に歯周病リスクを増加させますが、従来型のタバコよりはそのリスクは少ないとの結果がでております。その話はまた次の機会に・・・

歯周病治療

(管理者) 鈴木瑛一 歯科鈴木医院 副院長 日本歯周病学会専門医

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