こんにちは。世は大変なことになっておりますが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
当院では、できる限り感染予防に努め、治療も緊急処置がメインとなっております。
定期検診やメインテナンスなどで歯科医院に行きたくても行けないと、やきもきしている患者さんも多いかもしれません。
来院できない間、口の中の状態を悪化させない様に、おうちでしっかり歯周病ケアをしましょう!
歯周病治療のページ(→歯周病治療について)でお話しした様に、歯周病の原因は細菌です。
細菌がなければ歯周病にもならないし、悪化もしません。
しかし、口の中は下界と交通しており、細菌をゼロにするのは不可能です。
では、可能な限り口の中の細菌を減らすためにはどうすれば良いのでしょうか。
ずばり、歯磨きです!
皆さん毎日歯ブラシをしていますし、そんなことかと思われるかもしれません。でも、本当に正しく歯ブラシをするのは難しいんです。
歯ブラシはあせらずゆっくりと
歯磨きのポイントについては、いろいろあるのですが、まずはこの三点を意識してください。
・ていねいに ・ゆっくり ・こまかく
歯ブラシ指導をしていると、皆さん思った以上に大きく動かしすぎているようにかんじます。
ストローク(歯ブラシを動かす幅)は可能な限り小さくし、細かく動かしてください。
また、歯1本につき約10回程度動かすことが推奨されています。
磨く場所は歯と歯茎の境目
歯周病は歯と歯茎の間の溝についた細菌が炎症を起こし、悪化していきます。→詳しくは歯周病治療について
歯磨きという名前からも、歯だけを磨いてしまうかたが多いかもしれませんが、実はその歯と歯茎との境目を磨くことで、歯茎を引き締めることが出来ます。
まずは鏡をみながら、当たっている場所などを意識してみてください。
もちろん、患者さんの歯並びや歯肉の状態によっても磨き方や適切な歯ブラシは違うので、かかりつけ医の衛生士さんに教えてもらってくださいね。
次回は歯ブラシの堅さなどについてもお話ししたいと思います。
(管理者) 鈴木瑛一 歯科鈴木医院 副院長 日本歯周病学会専門医