歯周病治療例

治療例1: 40代 男性

・歯医者が怖くてずっと行けていなかった。

・歯が揺れてきて噛めない

・血が出るので歯ブラシが怖くてできない

治療前
歯周病治療後
治療期間 9ヶ月 治療 保険治療費(歯周病治療、齲蝕治療等)

主な治療内容と概要

歯科医師・歯科衛生士によるブラッシング指導、習癖指導、非外科的な歯石除去治療(スケーリング・SRP)、治療終了後3ヶ月に一度のメインテナンス

歯科治療に恐怖があるということでしたが、しっかりと相談しながら治療を進めることで患者さんに安心して通っていただけました。歯周病の原因についてしっかりお話し、セルフケア(患者さん自身のケア)とプロフェッショナルケア(歯科医師、衛生士によるケア)の両面から治療を行うことの大切さについて確認し、治療を行いました。

初診時は外科手術までいくことが予想されましたが、患者さんが頑張って歯ブラシを行い、衛生士による歯石の除去により歯周外科が必要ないレベルまで改善いたしました。治療後は2−3ヶ月のメインテナンスにより歯を失うことなく維持できております(経過約5年)。歯の動揺も大幅に改善し、食事も不満なく出来る様になりました。

考えられるリスク・副作用・注意点等

 歯周病の再発:再発予防のためには治療後の継続的なメインテナンスが必要(一般的に3ヶ月に1度程度)

治療後の歯肉退縮、知覚過敏の可能性:歯茎が腫れているため、治療後には歯茎が引き締まり、根が出てくることがあります。また、知覚過敏の症状がでることがありますが、一般的には時間の経過と共に寛解していきます。

治療例2: 50代 女性

・口臭が気になる

・最近下の前歯が重なってきた

・歯ブラシをすると出血する

初診時 青丸部位からの膿がでており、深い歯周ポケットが存在 骨が根尖近くまで吸収している
治療前 青丸部からの排膿と動揺があり、骨が根の先近くまで吸収している。
治療後5年 状態は安定しており、吸収した骨も回復している。
治療期間 8ヶ月 治療費 根管治療+歯周治療費約30,000(保険)+ 被せ物 110,000(ガラスセラミック) ※税別

主な治療内容と概要

歯周組織再生療法(線維芽細胞増殖因子)

 

下の前歯から膿が出ており、そこから臭いがするということで来院されました。全顎的に中等度ー重度の歯周炎にかかっており、主訴の下前歯部は歯周ポケット7 mmと深く、根の先近くまで骨がなくなっていました。

根管治療(根の治療)後に歯周外科手術を行い、4ヶ月後にセラミックを被せ、2−3ヶ月のメインテナンスを行いました。

口臭もなくなり、メインテナンス5年経過後もポケットは3 mmと良好な状態を維持しております。

考えられるリスク・副作用・注意点等

歯周病の再発:再発予防のためには治療後の継続的なメインテナンスが必要(一般的に3ヶ月に1度程度)

治療後の歯肉退縮、知覚過敏の可能性:歯茎が腫れているため、治療後には歯茎が引き締まり、根が出てくることがあります。また、知覚過敏の症状がでることがあり、痛みが強い場合は神経をとる処置(抜髄)が必要なこともあります。

また手術後の腫れ、痛み、一時的な歯の揺れの増加などがでることがあります。

 

治療例3: 50代 女性

・ものを噛むと痛い

・他の歯医者で抜歯と言われた

 

治療前 後ろから2番目の歯は歯周ポケット9 mm、根尖まで骨吸収が認められる。
治療後3年 歯周ポケットは4 mmまで改善し、吸収した骨の回復が認められる。
治療期間 8ヶ月 治療費 歯周組織再生療法 150,000+ 被せ物 80,000(ガラスセラミック) ※税別

主な治療内容と概要

歯周組織再生療法(成長因子+骨補填材)

 

数ヶ月前から下の奥歯を噛むと違和感があり様子を見ていましたが、痛くなってきたので近医を受診したところ、根の先近くまで骨がなくなっており、歯を抜く必要があるとの指摘を受け、当院を受診されました。他にも全顎的に重度の歯周炎にかかっており、噛み合わせと歯周治療の必要性がありました。

歯周病の基本的な治療を行った後、歯周組織再生療法として成長因子と骨補填材(人工骨)、人工膜を使用いたしました。メインテナンスにも2-3ヶ月に一度しっかり来ていただき、4年経過後も歯周組織の状態は安定しています。レントゲン写真でも詰めた人工骨がだんだん患者さん自身の骨に置き換わっていく様な所見が認められ、良い状態です。

考えられるリスク・副作用・注意点等

 歯周病の再発:再発予防のためには治療後の継続的なメインテナンスが必要(一般的に3ヶ月に1度程度)

治療後の歯肉退縮、知覚過敏の可能性:歯茎が腫れているため、治療後には歯茎が引き締まり、根が出てくることがあります。また、知覚過敏の症状がでることがあり、痛みが強い場合は神経をとる処置(抜髄)が必要なこともあります。

また手術後の腫れ、痛み、一時的な歯の揺れの増加などがでることがあります。

 

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