みなさん、こんにちは。
最近、歯に関するちょっと気になるニュースが出ていました。
「歯を失うことが、健康寿命の差に関係しているかもしれない」というものです。
歯を失うと、噛みにくくなったり、見た目が気になったりという訴えが出てくると思いますが、健康寿命に関係するとはどういったことでしょうか。
歯の本数と健康寿命の関係
今回、東京科学大学の研究グループが、全国の高齢者を対象にした大規模な追跡データを解析したところ、「社会経済状況による健康格差の約12%が歯の喪失で説明できる可能性がある」という結果が示されました。
さらに、歯が20本未満の高齢者では、死亡リスクが平均で3.2ポイント高かったと報告されています。
※参考:歯の喪失が健康寿命の格差に与える影響を解明
なかなかインパクトのある話ですね。
歯を失うと、たしかに噛みにくくはなります。
すると、食べるものが少しずつ変わって、やわらかいもの中心になったり、食事のバランスが崩れたりすることもあります。
さらに、お口の状態が悪いと人前で話したり笑ったりすることが少し億劫になることもあるかもしれません。
もちろん「歯が少ない=すぐ不健康」という単純な話ではないと思います。
ただ、歯の本数やお口の健康が、全身の健康や生活の質と無関係ではない、というのはやはり大切なポイントです。
影響が大きく出やすい人もいる
今回の研究では、歯の喪失の影響は誰にでも同じように出るわけではなく、男性や心疾患のある人、抑うつ症状のある人で特に大きい可能性も示されています。
つまり、もともと健康面で弱りやすい人ほど、お口の状態の影響を受けやすいのかもしれません。
こういうニュースを見ると、歯は悪くなってから治すだけでなく、悪くならないように守ることが大事なのだと改めて思いました。
- 歯周病や虫歯を放置しないこと
- 痛みがなくても定期的にチェックすること
- ちゃんと噛める状態をできるだけ長く保つこと
こういった積み重ねが、将来の健康につながっていくのかもしれません。
歳をとったら歯がなくなるのは仕方ないと思われることもありますが、今はそうとも言い切れません。
できるだけご自身の歯でしっかり食べて、元気に過ごしていくためにも、日々のケアと定期的なメンテナンスを大事にしていきましょう。
ということで今回は、歯は口の中だけの問題ではなく、体全体にもつながっている、というお話でした。
少しでも気になることがありましたら、お早めにご相談くださいね。
→ 定期検診について
→ 歯科の定期検診は何ヶ月に1回?受けるメリットと受診の目安
(管理者)鈴木瑛一 歯科鈴木医院 副院長 日本歯周病学会専門医












