お盆休みが終わりましたが、まだまだ猛暑が続きますね。来院中にご気分が悪くなってしまわれた患者さんもいらっしゃいます。お身体に気をつけて夏を過ごしていただければと思います。
今回のテーマは、「研究・論文は必要か?」です
この度、私たちが取り組んだ症例が、
「The International Journal of Periodontics & Restorative Dentistry(PRD)」のイヤーブック2025 に掲載されることになりました📘✨
これは、前年に掲載された数多くの報告の中から選抜された症例が収録される特集号であり、非常に光栄なことだと感じています。
私は日々の臨床に加え、大学病院でも研究を継続して行っております。また、論文抄読や論文の内容を歯科医師の先生に共有するスタディーグループの代表もしているため、他の先生よりは論文や研究にふれる機会は多いかもしれません。
大学においては、研究成果がその大学の評価や進化に直結するため、研究の重要性は皆さんもご存じかと思います。
一方で、一般開業医にとって研究や論文執筆は必須ではないというのが現実です。
それでも私たちは、「なぜこれを行ったのか」「どんな効果があったのか」といった日々の治療を振り返り、記録し、発信することに大きな意味があると考えています。
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論文って、出すと何か良いことがあるんですか?」
実際に患者さんから、こんな質問をいただいたことがあります😊
たしかに論文というと、難しそうだったり、研究者向けのものに思われがちかもしれません。
でも、私たちにとっては “治療の質を見直し、よりよい選択を見つける手段”” でもあります。
歯科医療は日々進歩しています。
その中で、私たちの現場でも「こうすればうまくいくかも」「この方法ならもっと優しいかも」というような、たくさんの“気づき”があります。
それを記録し、整理して、世界中の歯科医師に共有できるのが「論文」です。
論文には、その治療の背景(バックグラウンド)や、過去との比較、将来への示唆なども含まれており、
それらを学ぶことは自身の診療を見直し、レベルアップする大きなきっかけになります。
つまり、論文とは“医療をみんなで良くしていくための橋渡し”なのです。現場での発見を、世界と共有することもできます。
私も年に数回、国内外の学会で自らの症例報告を発表し、他の先生方とディスカッションを行う機会があります。
こうしたやりとりから新たな学びや気づきを得て、それをまた日々の診療に還元することができています。
「歯科医師は一生勉強」
これは祖父、父の代から当院で大切にしてきた考え方です。
私の周囲の先生方も、診療後や休日に勉強を続けている方ばかりで、本当に頭が下がる思いです
より良い医療のために、これからも学び続けます
今回の掲載は一つの通過点にすぎません。
日々の診療の中で得た経験や反省を、今後も「記録し、振り返り、発信していく」ことを大切にしていきたいと思います。
そしてそれが、目の前の患者さんにとって、少しでも安心や納得につながる医療となれば嬉しく思います。
引き続き、どうぞよろしくお願いいたします😊












